妻がアスペルガーかもしれない夫の海外生活日記。

妻との過去の出来事や日々の出来事を記していきます。

機嫌の話

こんにちは。

人間である以上、誰しも機嫌が悪いとき、機嫌がいいときがあると思います。

妻の場合、特にこの起伏が大きく、過去に何度もトラブルになったことがありました。

 

女性のアスペルガーの方においては、ホルモンバランスや自律神経の影響を受けやすく、体調を崩しやすい傾向がある、と以前にもここに書いたと思います。

ホルモンバランスに影響されやすいということは、生理前後の精神的な面においても、大きな影響があると考えて間違いないでしょう。

 

妻と正常に意思疎通が図れている、こちらの意思が伝わっていると感じることは、体感で1ヶ月のうち1週間程度しかありません。それ以外では、極端にスキンシップが過剰になったり、私の意見を否定として受け取って不機嫌になったり、直前まで笑って話していても、次の瞬間には不機嫌になったりして、最後まで話が続けられません。

おそらく、PMSPMDDといった症状が出ているのだと思います。

現在は低用量ピルを服用することで改善はしていますが、それでも感情や私への敵対視がなくなることはありません。

 

以前、またピルを服用していなかった頃ですが、ちょっとしたことで口論になり、夜中に家を飛び出してしまうことがありました。それが1度ではなく、2度、3度とあったことから、産婦人科の受診を促し、現在に至ります。

1度目は私も動揺していたこともあり、家出した妻を探しに行きましたが、2度目、3度目はさすがにそういうわけにはいかず、全力で止めた記憶があります。

 

今になって思えば相当異常な行動ですが、当時は新婚で、同棲が始まってすぐだったこともあり、あまり大きなことと捉えていませんでした。

妻の場合は、他人にそういった行動は見せず、自分をさらけ出せる関係にならない限りはこのような行動はおろか、兆候すら見せることはありませんでした。

つまり、結婚する前は、ほとんど今とは真逆の性格であると思っていたのです。

 

発達障害が生きる上での障害にはならず、それでも生きづらさを感じている方々は、こうして自分を抑えて周りにとても気を遣いながら生活されているのだと思います。

気を許せる人、遠慮しなくてもいい場所を提供できていると思えば嬉しい反面、自分が我慢するしかないと思ってしまうと、それには苦痛を伴ってしまいます。

 

お互いに居心地のいい距離を保つために、試行錯誤してみようと思います。